エディアデザインガーデン|札幌のエクステリア・外構・ガーデンデザイン事務所です。施工例・実例集など掲載しております。

Blog - Masaki

高橋正樹ブログ

2007 年 12 月 のアーカイブ

「施工性とデザイン」

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今年も残す所30日を切りまして、この時間の感じだとすぐ仕事納めがきて正月という感じです。今日は久しぶりに事務所にて今週打ち合わせのパースを書こうと思いますが、その前に久しぶりの現場品質に関して昨日まで寒い外での施工で思ったことを日記にしたいと思います。今回は約1週間強の作業で2種類のフェンスを加工したのですが、一つは乾燥材を使用した横フェンス、もう一つは人工材料を使用した疑似木製フェンスです。詳細を書く前に材料の特徴は大まかに下記の通りです。

① 乾燥材を使用したフェンスの特徴
.作業が安易で形状が多様
.コストパフォーマンスが良い
.色の種類を多様に検討できる。
.メンテナンスが必要(2年位で塗装が必要)
② 人工材料を使用した疑似木製フェンス
.メンテナンスが少ない(メーカーではフリー)
.加工に慣れが必要
.今回は重量が重かった。
.コストが木材より割高(2倍以上)
.塗装が工場塗装で良い
 

 それぞれの材料に特徴がありお客様にあった商品を検討してデザインをしますが、お客様にあった商品をセレクトするのにプロの意識として商品を熟知して提案していく必要がありますが一つ商品といっても多くの知識が必要で、材質、耐久性、加工性、施工性、など様々です。大きな企業はそれぞれを分業化して商品の選定を行い、小さな企業は個人にその力量が大きく左右してきます。今回は私が材料を切断、組み立てまでして納得できましたが、この様な作業は偶然にも私が建築施工から経験があるからこそ出来る事で有り、なかなか一般デザイナーには出来ない事だと思います。人工木材は材料が重く切断にも普通造作丸ノコでは切断面が飛んできれいに切断出来ないなど、扱ってみて初めて理解できる事が多くありましたし、自然材料はこの時期ですと材料凍結や材料塗装乾燥に注意など改めて考える事も再度認識できました。施工とは奥が深く、設計時点で材料の特色を把握し安全で正確、耐久性が認識できてデザイン性を両立する事の難しさを本当に感じ取れた時間でもありました。


 先日、住宅建築デザインをしている人に合う機会があり数時間打ち合わせを同行しましたが、デザイン中心で納まり、施工、耐久などは検討せず建築デザインをしている方で、私の目指す方向とは明らかに違いました。
あとで施工側にお話を聞く機会があり詳細を聞くと建築納まりや実際の生活実体ではやはり問題点が多くあるとの事で悩んでいられるという事でした。すべてを知って設計デザインをしたほうが良い、デザインの時間を省いてまで作業をして物を知る必要が有るとは思いませんが全く知らない状態で設計やデザインをする事はどうかと思います。設計デザインは奥が深い。まだまだ勉強がたりませんね。
Masaki/t


PS.各材料の特色や感想は下記の通りです。
自然木材乾燥材を使用した施工ポイント
.材料が柔らかいので運搬、取り扱いに注意。
.塗装には最低2回以上必要(つや、耐久性を含めて)
.冬季保存に注意。(凍結)
.塗装乾燥時間の保持
.切断道具の選定、
.木材の特徴(曲げ)などを把握

人工木材を使用した施工ポイント(プラスウット)
.切断面の点検(細部がはじく)
.切断器具の選定(丸鋸の刃を100Pで使用で細かく切断できる。)
.保存場所の選定(重量で移動が大変)
.重量の為、加工寸法の選定
.塗装の補修が出来ない
 
 今回はこのような感想です。いろいろ勉強させてもらい、そして私は施工面の方が強い事がよく理解できました。もっとデザイン面でも博識になりたいです。(笑い)


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